糖尿病の歴史と日本と欧米の血糖コントロールの違い

糖尿病はいつ頃からあったのかと言いますと、今から3500年以上も前と言われています。この頃に記されたエジプトの書物に、糖尿病に関する記述がある事からこう言われています。また今から1700年前にトルコの医師が糖尿病をジアベテス(diabetes)と命名し、糖尿病の病気の特徴を詳しく記しています。このジアベテス(diabetes)は、現在欧米でダイアビーティス・メリタス(diabetes mellitus)と呼ばれています。日本では藤原道長が糖尿病であった事が記されていますが、糖尿病という名前になったのは1907年からです。欧米でインスリンが発見され、その効果が実証されたのは1922年の事です。

欧米ではインスリンの効果が実証されてすぐに糖尿病患者のインスリンの自己注射が認められ多くの糖尿病患者を救いました。しかし日本ではその後60年もの間、インスリンの自己注射が認められず、またインスリン注射の保険適用もなかったそうです。日本の糖尿病患者でインスリン注射が必須な人は、インスリンを自費で購入し、それを違法行為であるインスリンの自己注射を行う事で、生きながらえてきました。日本では1980年にやっとインスリンの自己注射が認められ、その5年後の1985年に血糖値の自己測定が認められたのです。欧米に比べ日本はとても遅れていますよね。 

そして現在は保険適用でインスリンを医師から処方して貰い、それを自己注射出来るようになった日本ですが、糖尿病に関してはまだ欧米と大きな開きがあります。それはこの後で説明する「カロリー制限」と「カーボカウント」の違いです。日本では殆どの医師がカロリー制限をしてきます。「○○さんは1600kcal/日の食事をバランスよく摂って下さい・・・」とまぁこんな感じです。しかし血糖値を上げる主たるものが炭水化物である事が分かった欧米では、この炭水化物(カーボ)をどの位摂取したかカウントする事で、血糖値をコントロールしています。この後で詳しく説明しますが、カロリー制限が悪いとは言いませんし、カロリー制限にもメリットはあります。しかし、血糖値に大きな影響を与えるのはカロリーではありません。

日本の糖尿病医療現場の現状

カロリー神話に縛られている日本の医療現場は、炭水化物が血糖を上げる主たる要素である事を教えられておらず、例えば病院食(カロリー制限食)しか食べてない入院している患者さんの血糖値を測った所、高血糖を示したので、「○○さん、病院の売店で何か買って食べたでしょう?駄目ですよ。病院で出されたもの以外飲食しちゃ・・・」みたいに、患者を叱る看護士が多いのです。病院食しか食べていなかった糖尿病患者にとっては何故怒られるのかさっぱりです。私はこの様な現場を多数目撃してきて、その都度大きな憤りを感じたものです。皆さんはどうお思いでしょうか。

糖尿病患者の為の患者学

ここでは誰も教えてくれない糖尿病患者の為の患者学について記載していきます。糖尿病患者学とは糖尿病と診断された患者がどのようにして糖尿病と闘っていけばいいのかを患者目線で纏めたものです。糖尿病と診断されたら、食事療法等の様に患者が率先して行動しなければならない点が多分にあるのです。内科医(糖尿病専門医)に診てもらって薬やインスリンを処方して貰っていれば問題ないという病気ではないのです。勿論必ず内科医(糖尿病専門医)に診て貰う事は必須ですが、付け加えてここで糖尿病患者の為の患者学を学び、それを実践してみて下さい。良好な血糖コントロールで糖尿病からご自身の体を糖尿病合併症から守りましょう。また糖尿病患者でなければ分からない生活の上での問題点(住宅ローン問題、生命保険問題、海外旅行問題等)にも切り込み、糖尿病患者である皆さんの助けに少しでもなれればと思っております。

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