糖尿病検査

糖尿病の検査では採血、採尿を行います。そしてその採血、採尿の検査結果もくれる病院が多いと思いますので、採血、採尿の検査結果をご自身でもチェック出来るようにしましょう。ここでは、糖尿病に関連する主な検査結果の見方について説明します。

検査のお話に進む前に、検査結果には正常値というモノが付きものです。正常値の範囲だから大丈夫とか、正常値ではないからよろしくないとかそんな感じですね。でもそもそも正常値って何でしょうか。詳しくは血液検査の正常値というブログでも記載しましたが、正常な人の95%が持つ数値を正常値としているのです。つまり統計から出た数値なのですね。

HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)

HbA1cは糖尿病で一番重要な指標になりますので、ページを独立させHbA1cというページに記載しておりますので、そちらを参照下さい。 

血糖値

これは血液検査によって分かる数値です。

血糖値とは血液中のブドウ糖の量を示したもので、先ほどご説明したHbA1cと似ているものです。ただHbA1cは2ヶ月程度の期間の血糖値の平均値を示すのに対して、この血糖値は血糖を測定した時点での瞬間値になります。

血糖値の診断基準としましては、正常値は空腹時血糖値が100未満、食後2時間血糖値が140未満です。正常高値は空腹時血糖値が110未満、食後2時間血糖値が140未満(正常値と同じ)です。また糖尿病とされるのは空腹時血糖値が126以上、食後2時間血糖値が200以上で、正常高値と糖尿病の間の数値を示した場合は境界型としています。

尚、食後2時間血糖値の定義ですが、食事を開始してから2時間を指していますので、お間違えのないようにして下さい。

  空腹時血糖値 食後2時間血糖値
正常値 100mg/dl未満 140mg/dl未満
正常高値 110mg/dl未満
境界型 110-126mg/dl未満 140-200mg/dl未満
糖尿病 126mg/dl以上 200mg/dl以上

CPR(C-ペプチド)

これは血液検査によって分かる数値です。

C-ペプチドはインスリンが合成される前段階の物質(プロインスリン)が、分解されるときに発生する物質です。注射で使われるインスリンには含まれておらず、膵臓から出されるインスリンと同程度の割合で血液中に分泌され、ほとんどが分解されないまま血液中を循環し、尿とともに排出されます。ですので、血中のC-ペプチドを測定すると、インスリンがどの程度膵臓から分泌されているのかが把握できます。 

C-ペプチドの診断基準としましては、基準値が1.2-2.0ng/mlとなっております。この数値で皆さんの膵臓からちゃんとインスリンが出ているのか確認してみて下さい。

CRN(クレアチニン)

これは血液検査によって分かる数値です。 

クレアチニンは、運動やエネルギー消費によって使用された蛋白質の燃えカスとして、腎臓にて濾過されて尿として排出されます。血中のクレアチニンの数値によって、腎臓の濾過機能を計る目安になります。糖尿病合併症の所でも記載しましたが、糖尿病性腎症の進行具合をこの数値で見る事が出来ます。

クレアチニンの診断基準としましては、基準外低値が男性で0.6未満、女性で0.4未満、基準値が男性で0.6-1.2、女性で0.4-0.9、軽度が男性で1.2-2.0、女性で0.9-2.0、中度・重度が男女ともに2.0以上となっています。

  男性 女性
基準外低値 0.6mg/dl未満 0.4mg/dl未満
基準値 0.6-1.2mg/dl未満 0.4-0.9mg/dl未満
軽度 1.2-2.0mg/dl未満 0.9-2.0mg/dl未満
中度・重度 2.0mg/dl以上

BUN(尿素窒素)

これは血液検査によって分かる数値です。

これはクレアチニンによく似ているものですが、運動やエネルギー消費によって使用された蛋白質の燃えカスが、肝臓にて尿素窒素に合成されて、その後腎臓で濾過されん尿として排出されます。クレアチニンの数値と同様にこの尿素窒素も、腎臓の濾過機能を計る目安になります。糖尿病合併症の所でも記載しましたが、糖尿病性腎症の進行具合をこの数値で見る事が出来ます。 

尿素窒素の診断基準としましては、基準外低値は9未満、基準値が9-21、軽度が21-30、中度が30-60、重度が60以上となっています。

  尿素窒素
基準外低値 9mg/dl未満
基準値 9-21mg/dl未満
軽度 21-30mg/dl未満
中度 30-60mg/dl未満
重度 60mg/dl以上

尿糖

これは尿検査によって分かる数値です。 

採尿で尿糖が陽性になったからといって糖尿病とは診断出来ませんが、血糖値が170-180mg/dlを超えないと尿糖は出ませんので、尿糖が陰性(-)か陽性(+)かは、一つの診断材料にはなります。

尿糖の診断基準としましては、上に記載した陰性(-)が基準値で、陽性(+)は糖尿病の疑いをかけられます。

尿蛋白

これは尿検査によって分かる数値です。 

採尿での尿蛋白は何を示しているかと言うと、腎臓病や尿路系の器官で何らかの異常があるなど、病気を原因としている可能性が疑われます。糖尿病患者の尿蛋白では、糖尿病性腎障の可能性を示唆している可能性があり、上述のCRNやBUNの数字と一緒に参照されます。

尿蛋白の基準値としましては、陰性(-)が正常で、その蛋白の量に応じて偽陽性(±)、陽性(+)、陽性(++)と上がっていきます。

総コレステロール、LDL(悪玉コレステロール)

これは血液検査によって分かる数値です。 

糖尿病ではなく高脂血症の診断に用いられるものですが、糖尿病の患者の場合はこの数値を合わせて医師が確認します。

そもそもコレステロールというのは、遊離脂肪酸という脂質の一種を指します。これは健康な体を維持する為に必要不可欠なものです。これらは食事から、或いは肝臓と小腸によって生成されるものです。

総コレステロール、悪玉コレステロールの診断基準としましては、高脂肪血症として診断される値は、総コレステロールが220mg/dl以上、悪玉コレステロールが140mg/dl以上とされています。詳しくは下表をご覧下さい。

  総コレステロール 悪玉コレステロール(LDL)
正常値 200mg/dl未満 120mg/dl未満
境界域 200-219mg/dl 120-139mg/dl

高脂血症状

(高コレステロール血症)

220mg/dl以上 140mg/dl以上

TG(血清トリグリセライド)

これは血液検査によって分かる数値です。

糖尿病ではなく高脂血症の診断に用いられるものですが、糖尿病の患者の場合はこの数値を合わせて医師が確認します。

そもそも血清トリグリセライドというのは、血中の中性脂肪を指します。これは基本的には栄養として体内で消費され、余分なものは肝臓や脂肪組織に蓄えられます。脂質、糖質、アルコールの摂り過ぎや肝臓病、糖尿病でしばしば高値を指します。

血清トリグリセライドの診断基準としましては、高脂肪血症として診断される値は、血清トリグリセライド値が150mg/dl以上とされています。

  TG(血清トリグリセライド)
正常値 150mg/dl未満

高脂血症

(高トリグリセライド血症)

150mg/dl以上

眼底検査

写真とかを元に皆さんに見せて説明してくれる眼科もありますが、基本は数値で示されないものですので、その診断結果は分かりにくいものと思います。検査としては散瞳(さんどう)薬という目薬を1-2回点眼されます。その目薬により瞳孔が開きっぱなしとなり、眼の中を詳しく診る事が可能となります。眼科に通院される際は、車等を運転して通うと眩しくて運転出来ないですので、必ず家族同伴で車で送迎して貰ったり、或いは交通機関を使って通院するようにして下さい。

話がそれましたが、散瞳を行なって眼の中を詳しく検査して、必要あればレーザーによる光凝固術を施します。このレーザーにより症状は改善しますが、根本原因は糖尿病、或いは高血圧、或いは両者にある可能性が極めて高いですので、これを改善しないと眼の悪化はどんどん進行します。ですので闘病病や高血圧の対処をしっかりと行なって下さい。これが最大の療法になるのです。

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病院に中々行けない方は自宅で簡単に血液検査が出来ます

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他のページでもご紹介してますが、まだ糖尿病と診断されていない皆さんにはなかなか病院に行って検査等する機会のない方も多いのではないでしょうか?以下でご紹介するメディチェケでは自宅で簡単に検査する事が出来る糖尿病の検査キット等を販売してます。この糖尿病の検査キットでは脂質、肝機能、腎機能、尿酸値、HbA1c等を自宅にいながら検査する事が出来ます。結構本格的な検査が出来ますので、この機会に是非皆さんの血液状態を確認しておいては如何でしょうか。糖尿病は日本の国民病と言える位にその患者数が爆発的に増えております。糖尿病は早期発見して早期治療を開始しないと、血管がボロボロになってしまい、様々な合併症を併発するとても怖い病気です。血液検査を長くしていない方等は特に安心を得る意味でも血液検査しておくべきです。

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他のページでも紹介してますが、 自宅にいながら糖尿病を始めとしていろいろな血液検査を受診出来ます。あなたの体を守るのはまずは検査からといっても過言ではありません。なかなか病院にいけなくても、定期的n受診をお勧めします。

糖尿病患者の為の患者学

ここでは誰も教えてくれない糖尿病患者の為の患者学について記載していきます。糖尿病患者学とは糖尿病と診断された患者がどのようにして糖尿病と闘っていけばいいのかを患者目線で纏めたものです。糖尿病と診断されたら、食事療法等の様に患者が率先して行動しなければならない点が多分にあるのです。内科医(糖尿病専門医)に診てもらって薬やインスリンを処方して貰っていれば問題ないという病気ではないのです。勿論必ず内科医(糖尿病専門医)に診て貰う事は必須ですが、付け加えてここで糖尿病患者の為の患者学を学び、それを実践してみて下さい。良好な血糖コントロールで糖尿病からご自身の体を糖尿病合併症から守りましょう。また糖尿病患者でなければ分からない生活の上での問題点(住宅ローン問題、生命保険問題、海外旅行問題等)にも切り込み、糖尿病患者である皆さんの助けに少しでもなれればと思っております。

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